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2024.02.14
外ヶ浜漁港にてドローンによる密漁対策の取り組みを実施
2024年2月14日(水)、青森県東津軽郡の外ヶ浜漁港にて、ドローンを活用した密漁対策の実証実験を実施しました。本実証実験は、外ヶ浜漁業協同組合および青森県魚連の協力を得て行われ、密漁の抑止および防止を目的としています。最終的には、現地の漁業組合員と職員がドローンを業務利用することで、密漁対策を内製化することを目指しています。
〈実施内容〉
ドローンに様々な機器を搭載して飛行を行い、不審船に見立てた漁船に対して有効な密漁防止の手段を検討。実証実験は密漁被害が多数報告されている夜間から明け方を想定し、日没後に行うことにより周囲が暗い環境での見え方の検証も行う。
〈検証方法〉
可視光カメラ撮影、赤外線カメラ撮影、水中撮影、自動飛行、スピーカー搭載飛行、スポットライト搭載飛行
〈昨年度までの撮り組みについて〉
昨年度より青森県むつ市の漁業協同組合と協力し、「無人航空機(ドローン)を活用した密漁防止及び水産資源保護実証実験事業」の一環として密漁対策の実証を行っていました。青森県の漁港では、高級食材として海外にも輸出されるナマコの密漁が絶えず、監視力強化のための効率的なパトロール方法としてドローンの活用が検討されており、密漁防止モデルの構築ならびに水産資源保護を目的として実施いたしました。