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AIR HOPE AX-2601 活用実験 ミリ波を用いた高速データの転送速度と指向性を検証

弊社は、AIR HOPE AX-2601にミリ波の通信モジュール(株式会社フジクラ製 https://mmwavetech.fujikura.jp/ja/)を搭載し、地上に置いている通信モジュールとの高速データ通信を行い、転送速度の測定と電波指向性の検証を行いました。

ミリ波は、既存のドローンで活用されているものより周波数が高く、画像や高画質映像などの大容量データを高速で送信できる通信電波です。また、直進性という特性を持っており、電波干渉の低減やそれによる情報送信範囲の限定など、セキュリティ面からの活用も期待されています。

ドローンの撮影映像を映したPCとミリ波モジュール

<ドローン×ミリ波通信による活用メリット>

・映像伝送におけるタイムラグが軽減されるため、撮影現場の状況が瞬時に把握できる。
・電波の直進性があるため特定の範囲内で通信を行うことにより、セキュリティ面でも安心。
・上記特徴より電波が拡散しにくく、特定の範囲で通信が行うことで電波干渉の低減につながる。
・LTEなど公共の通信キャリア電波が入らない場所でも通信可能なため、場所を選ばず使用可能。

例えば、災害発生時は、リアルタイムで現地の状況把握が必要になりますが、確実な情報を届けるためにも撮影情報は慎重に扱わなければなりません。また、被災者の安否確認による回線の混雑やインフラ損壊による電波障害が発生する可能性も考えられます。ミリ波の活用が進展すれば、災害時には偵察部隊の代わりにまずはドローンを現場に投入することで、安全かつ確実な被災地情報を迅速に確認し、その後の救済措置や減災対策への活用が期待できます。

セブントゥーファイブ株式会社は、機体開発以外にもドローンに搭載するツール・機器の選定や検証、それに伴うAIシステム開発も自社にて行っております。ドローンの社会実装を実現するため、新たなソリューションを創り出すべく開発から社内検証まで徹底して取り組んでいます。

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