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DX人材育成の第一歩、高校生が企画制作・プログラミングを手掛けたドローンショーが成功裏に終了。

2023年10月20日(金)、21日(土)の2日間にわたり開催された宮城県中新田高等学校の文化祭にて、高校生が専用機体を使用したドローンショーを公演いたしました。

ドローンショー専用の機体を用いた高校生によるドローンショー制作公演は日本初の事例です。(2023年10月自社調べ、日本国内において「ドローンショー専用機体を使用した高校生によるドローンショー公演」として)

セブントゥーファイブ株式会社は、今年8月より文化祭での高校生によるドローンショー公演を目指し、中新田高等学校の「地域産業Ⅰ」授業内にてドローンに関する講義やカリキュラム設計、ショー制作のためのプログラミング実技指導を実施しました。弊社サポートのもと、ドローンショー全体の企画制作や披露したドローン動作のプログラミング、会場準備、ショーの運営に至るまで、すべて中新田高生が行いました。

中新田高校でのドローンショー企画制作と運用指導は、教育の中でドローンに触れる機会を作ることで将来的なドローンやAIへの興味を広げてもらうことを視野に入れており、将来のドローンオペレーター(空撮、測量、機体のメンテナンス等)を育成し、地域内での若者の就労・雇用に結び付けていく実証を目的とした取り組みです。

この活動は、セブントゥーファイブ株式会社が宮城県加美町とドローン利活用による運用ノウハウやAI技術を共有し、町の基幹産業である農林業の効率化や省力化、高収益化・費用の削減を図り、一次産業のDXを推進する地方創生の一環として行いました。

<ドローンショー公演情報>

日時:2023年10月20日(金)、10月21日(土)
会場:宮城県中新田高等学校 体育館内
内容:ドローンショー専用機体8機による音楽に合わせたライトアップと編隊飛行。

<ドローンショー指導担当より>

■ 学生たちの成長

初回の授業では、ドローンやAIの説明に理解が追いついていない生徒も多い印象だったため、2回目以降の授業では復習の時間を多く設け、ソフトの操作に慣れることを重視した内容で行いました。回数を重ねるごとに、生徒たちから自発的に考える様子や実践的に操作している姿が見受けられ、理解度が深まっていく彼らの変化が窺えました。

文化祭での公演を終えた今、生徒たちが創りあげたドローンショーが無事に完遂でき、安堵の気持ちが大きいです。

■ 指導において留意した点

どこまで教え、どこから考えさせるかの線引きが難しかったです。基本操作を一通り教えた後に、グループワークで自由にアニメションを作成する授業の中で、彼ら自身ではわからないことも出てきましたが、その時にどこまで助けるかが悩むポイントでした。

自発的に操作をしてトライ&エラーを繰り返しながら実践してほしかったので、わからない中でも一度は挑戦させることが生徒たちの学びに繋がると感じました。

■ 学生へのドローン教育に関する気づき

すべての教育に共通することですが、毎回の授業のゴールを明確にすることが重要であることに気づきました。特に、ドローンショーの教育は高校生にとっても珍しい内容です。

毎回ゴールを示してあげることで、授業内容が何のために行われているのかを理解し、生徒たちが自らの意思を持って取り組めることを実感しました。

<メディア掲載情報 各局HPより引用>

■ khb東日本放送 (https://www.khb-tv.co.jp/news/15034366
 『高校生が編隊飛行をプログラミングしたドローンのショーを披露 宮城・加美町』

■ 仙台放送 (https://nc.ox-tv.co.jp/news/detail/2023102000023
 『高校生の「ドローンショー」日頃学んだプログラミングの成果は…〈宮城〉』

■ tbc東北放送 (https://newsdig.tbs.co.jp/articles/tbc/790037?display=1
 『「100点を越えて120点」高校生がプログラミングしたドローンショーを文化祭で初披露 宮城・加美町』

<加美町との取り組みに関する記事はこちら>

『セブントゥーファイブ株式会社、宮城県加美町とドローンを活用した地方創生に関するパートナーシップ協定を締結』

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