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ドローンを使った施設点検とは?

近年、ドローンを使ったインフラ設備の点検が注目を浴びてきています。従来であれば、点検時に大きな機材を投入したり、足場を組み立てたりと、その業務にかかる時間とコストが非常に多く、また作業員の安全性にも非常に高いリスクがありました。しかし、ドローンを使用した点検を行えば、高所部分、狭小配管など、これまで点検できなかった設備の点検ができるほか、点検にかかる時間やコストを大幅に削減できるなど、その大きな効果が期待されています。

今回は、当社の行うプラント点検を例にその概要とメリットについて紹介します。

まず、プラント業界における現状課題については、次のようなものがあります。①プラント設備の老朽化、②ベテラン従業員の引退、③若年労働者の減少など、これらの課題が解決されないままでは、プラントの保安力の低下に繋がり、事故などの可能性が高まってしまいます。しかし、上記のような課題に直面していながら、現状の点検方法では点検不可能なタンクや配管等の狭小空間があり、また高コストな足場を組まないと点検出来ない施設があるなど、課題が山積み状態にあります。

そこで、現在、ドローンを使ったプラント点検に注目が集まってきています。そのメリットは、①高所作業の簡易化、②これまで点検できなかった箇所の点検が可能、③作業コストの大幅減、④作業者リスクの低減などがあります。

ここで、プラント点検に使用されるドローンの種類について紹介します。
1つ目は、外部点検用ドローンです。光学ズームが可能なカメラにより、クラックの有無等の目視点検が可能で、赤外線カメラによる温度異常の調査によって、破損発生個所の発見も行うことができます。
2つ目は、狭小空間点検用ドローンです。この機体の主な点検対象は各種タンク、煙突や配管内部で、従来は人が入れなかったような狭小空間を点検することが可能になります。
3つ目は、水中ドローンです。主な点検対象は上下水管や各種タンクの内部で、液体が充満した空間内の点検も可能です。

上記のような様々なドローンを駆使し、定期的かつ計画的な点検を行うことで、事故や不具合の発生を未然に防止することができるようになります。

定期的かつ計画的な点検について、例えば、年に2回(夏季・冬季)に分けて定期点検を実施し、夏季に懸念される施設について、各種ドローンを駆使し、広く浅く点検し、重点的に点検すべき対象施設の絞り込みと点検計画を策定します。その後、選択した施設を冬季の全停時に最適なドローンと手法で本格的に点検します。

このような定期点検によって考えられるメリットは数多くあります。①大局的な視点でプラント全体を対象に点検が実施できるので、従来よりも広範囲で深い内容の点検ができる、②複数年にわたり中期的な視点でドローン点検計画を作成することで、より緻密で体系的な点検ができる、③年間点検契約にすることにより、その都度実施する場合と比較して大幅なコストの低減を図ることができる、④使用できるドローンや点検時間の制約が減少し柔軟な対応が可能になり、より多様な点検ができる、⑤継続してドローン点検を実施することにより、経過観察が可能になるなどが考えられます。

このように、ドローンによる施設点検では、施設の特性に応じたドローンを使用することによって、これまで点検できなかった設備不具合の発見を容易に行うこともでき、従来では気付けなかった事故も未然に防ぐことができるようになります。さらに、ドローンを使った省人化により、若年労働人口の減少という社会的課題にも対応することが可能になります。ドローン点検は、プラント設備だけでなく、他の分野においてもその効果が大いに期待されています。

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