事例
2023.12.04
11月24日(金)青森県蓬田村、27日(月)青森県東通村にてドローンによる密漁対策の取り組みを実施
【青森県蓬田村】
この講習は、令和5年度日本財団補助事業における実証飛行及び蓬田村漁業協同組合所属組合員と職員が、JDUIドローンスクールにて二等無人航空機操縦士資格を取得するための取り組みです。
蓬田村漁業協同組合所管漁業権海域における密漁の抑止並びに防止対策のため、現地の漁業組合員と職員がドローンを業務利用する密漁対策の内製化を最終目的としています。
<実施内容>
日時: 2023年11月24日(金)13:00~16:00
・13:00~14:00 座学
・14:10~15:10 実技
・15:20~16:00 検証飛行・運用訓練
場所:
・座学 蓬田村漁業協同組合事務所2階会議室
・実技 蓬田村漁業協同組合事務所横広場
・検証 蓬田村漁業協同組合事務所横漁港内
内容:
・二等無人航空機操縦士資格各講座(実技・座学)の実施
・「ドローンを活用した密漁防止」検証飛行並びに運用訓練を実施
【青森県東通村 小田野沢漁港】
この度、青森県東通村内の小田野沢漁港にて、ドローンを使用した密漁対策方法の検証を行います。
今回の実証は、小田野沢漁協組合、青森県魚連、青森県漁業組合連合会の協力のもと、実現に至りました。
<小田野沢漁港の密漁被害と現行の対策>
本漁港は、太平洋側に位置しており、アワビの密漁被害が多いことが課題となっています。密漁者が夜間に船で漁港に侵入し、潜水して海産物を濫獲される被害が年間を通して起きています。
現状は、県が設置した監視カメラと小田野沢漁港が自費で設置した監視カメラ複数台で対策を講じています。しかし、屋外設置カメラの経年劣化、加えて赤外線カメラにおける撮影精度の課題により、ドローンを加えた密猟監視システムの刷新を検討しています。
<実証実験内容>
日時:
2023年11月27日(月) 17:00 ~ 18:00
場所:
青森県下北郡東通村 小田野沢漁港
内容:
地上からのレーダー・ライト・カメラによる監視とドローン撮影の連携動作を検証
1.遠方から船を出して所定の位置に移動させる。
2.所定の位置まで来た時にレーダーが船を検知し、モニター上に表示されるか確認する。
3.船が検知された位置に地上からキセノンライトを向け、カメラで不審船を撮影する。
4.3.に加えてドローンを離陸させ、上空から撮影する。遠方から漁港に侵入する船をドローンで撮影する想定で実施。
<メディア掲載情報 各局HPより引用>
■ ATV青森テレビ (https://newsdig.tbs.co.jp/articles/atv/860985?display=1)
『密漁対策にドローンを活用 犯人逃走の対策が急務の漁協が効果を探るため実証実験』
■ 東奥日報社 (https://www.toonippo.co.jp/articles/-/1679866)
『アワビ密漁ドローンで防ぐ/東通で実証実験』