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倉庫内の巡回監視におけるドローン自動航行の検証を実施

2023年2月24日~25日、セブントゥーファイブ株式会社は、倉庫の巡回警備においてドローンの有効性を検証するための実証実験を行いました。本実証実験は、株式会社日本海水にご協力いただき、倉庫をお借りして実施しました。

<倉庫内にて巡回監視の検証>

倉庫全体を確認するための巡回監視として、ドローン導入検証を行いました。

ドローンは倉庫内の通路上空を飛行しながら、通路脇に積み上げられた製品在庫を撮影し全体の状況を把握するとともに、各ポイントに設置したA4用紙に記載された番号も映像内で鮮明に見えたため、部分的な情報も確認できることがわかりました。

巡回監視の一例として、下記のようなシーンでの活用を想定しています。

1.火災報知器が発報し、管理室にアラートが届きます。
2.現場の状況確認のため、ドローンを倉庫内に投入して飛行させます。
3.ドローンが撮影している映像をリアルタイムで確認します。
4.異常を発見したら、全社員に避難指示を出し、消防に連絡します。

異常事態が発生した時には、ドローンがまず現場に入り、状況を確認することで従業員の安全が守られます。

<今後の実用化にむけた開発内容>

その他、下記2つのシステムも今後の実用化に向けて開発を行っています。
※本実証実験では、検証を実施いたしませんでした。

・積荷の傾斜検知
ドローンで撮影した画像をAI画像解析システムにかけ、積んでいる在庫の傾斜を検知することで、荷崩れを起こす前に防止対策ができるようになります。

・在庫管理
BLEタグを各パレットに取り付け、パレット単位で採番されたIDと位置情報により管理し、在庫数と保管場所が把握できるようになります。

一般的な屋外用ドローンは、GPSにより自身が飛んでいる位置を把握していますが、屋内はGPSが届きづらく、さらに屋外と比べて障害物が多いという点で容易にドローンを飛ばせる環境ではありません。しかし、倉庫内の在庫管理にドローンが導入されれば、在庫数の記録、製品状態の確認、庫内の衛生管理、セキュリティー強化が現在よりも少ない労力かつ短時間で実施できるようになります。

弊社は、GPSを使わずにドローンの飛行位置を測位するシステムを利用することで屋内飛行を可能にし、撮影だけでなく画像解析やタグの読み取り機能などのシステム連携により、人が膨大な労力と時間を要していた倉庫作業をドローンで代替できるよう開発を進めています。

精神的、身体的に負担のかかる業務やヒューマンエラーの起きやすい作業はドローンが行い、人の手で行わなければならない業務は従来通りに人が行うことにより、人材を適切な配置と時間で活用できる環境に繋げることが理想的なドローンを利用したDX化の形です。

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