事例
2019.04.13
ドローンを活用したビルの外壁調査事例(赤外線カメラ使用)
セブントゥーファイブでは、プラントや施設設備の他に、ビルやマンションなどの建物もドローンを活用して点検・調査を行っています。
今回、都内にあるA社様のビルについて、ドローンでの外壁調査のご依頼を受けました。ドローンでの外壁調査とはどのようなものか、その調査の一部をご紹介します。
(1)調査概要
調査方法 | 赤外線照射測定法 |
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実施日 | 2019年4月13日 |
実施時間 | 午前9時00分~ 10時00分(1時間) |
実施日天候 | 晴れ / 気温14℃ / 風速2m(北東方向) |
実施機器 | DJI Zenmuse XT2 / DJI Matrice 210 |
(2)調査対象の建物
経過年数 | 10年 |
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階数 | 10階 |
構造形式 | RC造 |
延べ床面積 | 590.36㎡ |
外壁下地 | コンクリート |
(3)調査対象物の点検範囲
(4)調査結果
調査をすると、下記画像の青い丸部分に多数のクラック(ひび割れ)が見られました。
クラックの発生原因は乾燥収縮によるものと考えられます。
また、今度は赤外線カメラを使用して赤枠内を調査したところ、温度差が生じていることが分かりました。ひび割れや、水分の侵入に伴い、外壁躯体に浮きが生じている可能性が高いと考えられます。
発生しているクラックを放置すると、クラックから雨水などの水分が侵入し、コンクリートの劣化が進んでしまう可能性があります。将来的には漏水の増大、外部壁面の崩壊などが生じる可能性がありますので、早めの補修が必要です。
(5)調査報告
外壁の調査終了後、ご依頼者のA社様へご報告書を作成して提出いたしました。
(6)まとめ
従来までのビル・マンションなどの外壁調査は、足場を組んだり、作業車を導入したりと大掛かりな準備が必要なため、時間やコストに大きな問題がありました。しかし、ドローン点検を行うことで、高い場所の点検も容易に行うことができ、時間やコストを大幅にカットでき、効率的な点検が可能になります。ビルやマンションなどの外壁調査でお悩みの方がいらっしゃいましたら、是非当社のドローン点検サービスをご検討されてみてはいかがでしょうか?
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